こんにちは、D-QuestサポーターのTaka.Moriです。
弊社では回路設計や基板設計から基板製造や部品実装など幅広いポジションでサービスを展開しています。また、部品実装後の火入れによるデバックなども多く手掛けています。

小規模なものなら問題ありませんが、大規模な開発品のデバックとなるといろいろと神経を使います。とくにうまく動作してくれないときはなにより大変。

ひとつずつ問題点をつぶしていくのですが、原因がどこにあるのかを調べるだけで大がかりになるものです。部品実装に問題があるのか、基板に原因があるのか。基板設計が悪いのか、回路設計でミスがあったのか…。

実装を終えた回路基板となると、このすべてが関わってくるだけにどこからチェックするかにも慣れが必要です。
疑わしいところから順番に確認するのですが、なにより厄介なのがデバイス。

部品管理は効率アップの重要ポイント

部品メーカーから直接購入した部材であればともかく、試作で使う汎用部品を流通部品商社から購入するとなると解析まで依頼することは…。

そんなときは新しい部品のリワークで対応するわけですが、ここで注意が必要なポイントが部品のロット管理。

半導体にも電子部品にも不具合は同一ロットで発生するケースは少なくありません。同じ不具合をかかえた部品をリワークしても意味がありませんからね。
デバックは時間との闘いとなるだけにいかに効率よくおこなうかが重要になるのです。

流通部品だからといってある程度のロット管理をしておく必要はありますよ。試作ですべての部品のロット管理をするのは至難の業ではありますが、できるかぎり心がけるようにしましょう。