こんにちは、D-Questサポータ-のTaka.Moriです。
基板設計を行ううえで頻繁に耳にすることばのひとつがインピーダンスコントロール。昔はその頻度は決して多くはありませんでしたが、いまでは普通に耳にするフレーズですね。
基板設計におけるインピーダンスは主に反射の影響を抑えるためのコントロール。伝送線路のインプットとアウトプットの整合が取れていないことで反射が原因となりノイズが発生してしまいます。そのため、インピーダンスの整合をきちんと合わせる必要があるのです。
要するに交流における電気抵抗を整合させることで理想的な電気の流れをつくるということ。低周波ではシングルエンドでの制御でしたが、高周波の現在では差動インピーダンスが一般的。
基板レベルでは測定器を使いインピーダンスを測ります。ジッターやノイズが乗っていると波形が老化するのでその程度がわかるのです。実際には捨て基板にテストクーポンを設けてTDR測定するのですが、もし結果が好ましくなければ…。
そうならないために事前にシミュレーションを行い、基板メーカーの仕様に基づき配線間隔や配線距離などを考慮した設計を行わなければならないのです。保障の限りではありませんができる範囲の最善を提案することが私たちのできる最大のサービスです。
詳しいお話をお聞きになられたい方は、ぜひ横浜のD-Questまでお問い合わせお待ちしております。