こんにちは、D-QuestサポーターのTaka.Moriです。
最近プリント基板設計において、ノイズを踏まえた基板設計の要望も多く、電磁界解析シミュレーションの頻度も増えてきています。

わたしも以前にEMC対応により、RFエンジニアと一緒に試験サイトにてVCCI規定のノイズシューティングに立ち会った経験があります。しかし理論上でEMIやEMSを考慮していても、実際に電波暗室やオープンサイトでの測定となるとやはり一筋縄では行くものではありません。

経験されている人ならわかると思いますが、EMC対策とのトラブルシューティングはとても難しいもの。原因と思われる箇所を一つずつ潰していかなければならないため、とても時間と根気のいる作業になります。

部品を疑い、基板を疑い、そして配線を疑います。製品レベルになればなるほどに筐体が持つ要素であったり、電源要素であったり、コードの取り廻が原因の場合さえ…。
数日間の時間をかけることも珍しくなく、とても難易度の高い作業だと改めて認識するものです。

製品発売の予定を踏まえたメーカーでは、決して見過ごすことのできないEMCだけにとても重要な作業といえるでしょう。時間がかかるため、それらを事前に予防できればそれにこしたことはありませんね。

基板設計段階から打てる手は打つ!

そこで役にたつのが電磁界解析などのシミュレーション。EMSやEMIを含めたEMC全般でのシミュレートが可能になります。
SPICEモデルを用いることで、自らがどんな影響を受けているのか、どんな影響を与えているかが3次元として電磁界が見えてくるのです。

D-Questでは電磁界解シミュレーターにおけるプロフェッショナルパートナーとのコラボレートにより徹底的なノイズシミュレーションを行う環境を構築しております。
少しでも手戻りの少ないノイズ対策を試してみてはいかがでしょうか。

基板設計をはじめプリント基板の製造及び部品調達・部品実装にかかる費用は多大です。それらを考えれば改版回数を減らせる大きなアドバンテージになるでしょう。
困ったことがあるならば、ぜひ私たちまでご相談お待ちしております。