こんにちは、D-Quest営業のMurataです。
暖冬とはいえ寒い日が続いておりますが体調の変化はありませんか。わたしは毎年この時期になると体重が増え、体重計に乗るのがとても憂鬱なんです…。体重計といえば基準となるキログラム(Kg)。この単位意味、普段あまり考えたことないですよね。

このKg、実は基準になるものが人工的に作った1Kgの白金の塊になるのです。この塊をキログラム原器と呼ぶのですが、ん…いまの時代に合わない…なんともアナログな…。そお思いませんか?

当然、この原器を巡っては、かなり以前より世界中から異論を唱えられていたそうで、それもそのはずこの白金の塊(原器)、年々重さが変わるそうなんです。

あたり前ですが基準が変わるなんて大問題ですよね…。変わるとはいっても、その変化は1滴の水滴、1本の髪の毛、そんなレベルになり人の指紋1つでも変わるらしく、その重さは50マイクログラムだそうです。もちろん厳重な管理のもと起きてはいけないことではありますが…。

重さの単位はメガグラム(1t)、ギガグラム(1,000t)、小さい単位はナノ、ピコ、フェムト…などありますが、この単位の基準が1Kgの原器が元になるとは驚きです。

以前は長さ(1メートル)の原器も存在したようですが、かなり前に光の進んだ距離の定義という考えかたに変わりました。

プリント基板の基準や数値のオンパレード

このような基準となる数値を測定する計測器メーカーさまからのご相談も数多くございます。目には見えない電流の値やガス・空気中の分子など、とてつもない小さな値を測定する計測機器類にもプリント基板は欠かせません。

基準になるものを測定する。そんな責任ある基板の存在に誇りを感じながらお客さまからのご要望にお応えできるべく、これからも走り続けます。
体重計は嘘をつかない。まだまだ憂鬱な日々が続きそうです…。