こんにちは。D-Quest設計のOguraです。

我が家では毎年9月に山梨県に葡萄を買いに行きます。
元々は私の父が、親戚に送るために買いに行っていたのですが、
数年前に運転免許を返納したため、
ドライブも兼ねて私が買いに行くようになりました。

私自身楽しみにしていまして(結構な量の試食があるのですが、
これがまた美味しい!)、今年も9月の3連休に買いに行きました。
ところが行きつけの葡萄園に着きますと、葡萄狩りや
買って帰る分の葡萄はあるが、全国発送する分までは無いとの事。
話を聞くと、今年の異常気象(涼しくあって欲しい時に暑く、
暑くあって欲しい時に寒かった)で、
収穫量が例年より2~3割少ないとの事でした。
特定の品種や他の葡萄園ではほぼ全滅ということもあったそうです。

発送出来ない代わりという訳でも無いのですが、
例年はやらない葡萄狩りを初めてしてみました。
農園の方に案内されて葡萄畑に入ったのですが、葡萄の木の幹が
思ったよりも細く直径15cm程しかない事に驚きました。
そして高さ2m程度のところから枝が大きく横に広がり、
いくつもの立派な葡萄が生っていました。
ここまで育てるのに多くの苦労があったであろうこと、
それが自然が相手のこととはいえ、
多数が収穫出来ないというのはどれほど悔しいだろうと
思いを巡らせてしまいました。

ちなみに、収穫する葡萄は2つ目の房までで、3つ目からは収穫しないそうです。
味が落ちるからと仰っていましたが、試しに食べさせていただいた3つ目の葡萄は、
まったく問題なく美味しく食べられるものでした。
勿体ないなとは思いましたが、品質に妥協しないプロの誇りも感じました。

ところで、今年は買って帰った葡萄の実からとったタネを
いくつか植えてみたのですが、驚いたことに今日になって芽が出て来ました。
これは果たして葡萄の芽?それとも雑草?
もしかしたら数年後自宅で採れた葡萄を食べられるかも…?
夢は膨らみますね。楽しみです。